我々の臨床工学技士の仕事は、生命維持管理装置の操作,保守を行うこと…とされています。もともとは、無資格者が装置の操作をしていたから、この職種が誕生したのですが、
最近思うのは、法律制定の時に、単純に医療機器の操作,保守にしてくれていれば、どれだけ仕事の幅が広がっていたのか?
そうしておけば、医薬品と同じように、医療機器=臨床工学技士となっていたのでは?
そして、もっと多くの中小病院に働き先があったのでは・・・
我々の職種は、誕生してから30年です。今では、年間2000人余りの人が国家資格を取得されます!
通常、40年働くわけですから、8万人の雇用先が必要な訳です。
生命維持装置だけで言いますと、もうすでに雇用枠を超えているんです!
じゃあ、養成数を500名にすれば、需要と供給のバランスがとれて、良いのでは?とも思う訳ですが、急に学校を潰すことも出来ないでしょうから、8万人が働ける場所を獲得する必要があるのです。
私なんかは、あと、10年も働けば、定年になるのですし、真面目に働いておけばクビになることもないので、ほっとけば良いのですが、そうはいきません。我々の職種が世の中の役に立ち、若い人が少しでも安心して働ける環境となってほしいのです。ですので、若い人の各人が自分のためにキャリアを構築し、世の中から必要と呼ばれるようにならなくては、未来はないと思うのです。