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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

新年!

みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年も何かとヨロシクお願いします。

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新年1発目のネタは、以前にも書きましたが、初心を忘れないように、1999年オペナーシーング8月号に渡辺敏先生が書かれていたものを紹介します。

機器管理といえば機器を相手の仕事ではありますが、機器の向こう側には患者さんがいるということを常に頭において仕事に接したいものであります。

 

 <以下本文> ある看護師さんの話、患者さんが使用している人工呼吸器の作動音がいつもと異なっていることが気になり、臨床工学技士に依頼した。技士は作動状況をチェックしたが異常はなく設定どおり換気が行なわれていた看護師さんが執拗に作動音の異常を指摘するため、代替機に交換した後、問題の呼吸器を作動テストしたところ、しばらくして突然停止した。

停止の原因は、本体の故障であった。 この看護師さんは日頃から自分が使用する医療機器の作動音に注意を払っていたため、機器の異常による換気停止を未然に防ぐことができたと考えられる。人間の五感には視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五種類の感覚があるが、効果的かつ安全な医療を行なう際にもこの五感の果たす役割は重要であることをこの事例はよく物語っている。

 一昔前の各種の医療機器が医療現場になかった時代には、この五感に頼らなければならない場面は多く、その当時の医療関係者は五感を働かせながら必死になって患者さんをみていた。現在の医療現場では高性能で安全性・信頼性の高い医療現場が登場したため五感は昔ほど重要でないと考えられがちで、すべて機器に任 せっぱなしで医療が行なわれている傾向があるが、このような時こそ五感の果たす役割は大きい。

 その時点で、た とえ医療機器が設定どおりに作動していたとしても、診療を受けている患者さんの皮膚、粘膜などの色、機器のモニター画面などに異常がないか(視覚)、患者 さんの分泌物や機器からの異常な臭いはないか(嗅覚)、脈、皮膚、加温加湿器の表面などを触れた際に異常はないか(触覚)など五感を働かせることも非常に 重要なことである。 機器を使用する場合それはあくまでも人間が作ったものでいつ故障するか判らないため、機器に任せっぱなしにしないで、五感を働かせ、患者さん及び機器をよくみる必要がある。 五感を働かせると患者さんとの良好なコミュニケーションが作られることになり、このことは質の高い安全な診療につながる

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  1. 2010/01/01(金) |
  2. 機器管理
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