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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

私、今度の日臨工学会の「東海地震におけるDMATの活動」というタイトルでシンポジストとして発表いたします。現在、抄録作成中ですので、みなさんにお示しします。

2003年に東海地震対策専門調査会が報告した被害想定によれば、冬の午前5時にM8、最大震度7の東海地震が発生した場合、死者は最大1万人、火災による被害は25万棟に及び、人的・物的被害は阪神大震災の2倍程度になるものと推定されている。静岡県以外でも、愛知県・岐阜県・三重県などで最大震度6強以上となることが予想され、揺れによる被害は比較的広範囲に及ぶと考えられている。

 我々、医療機関における大震災時の一番大きな課題としては、助けられる命、推定1000名を助けることである。
 超急性期(発生後24時間以内)には、厚生労働省の管轄のDMAT隊が中心となって、助けられる命であるクラシュ症候群等の患者を全国の災害拠点病院へ自衛隊の輸送機を使った搬送が実施される。

DMATとは、(Disaster Medical Assistance Team)の略で、医師、看護師、業務調整員(薬剤師、臨床工学技士、事務員等)で構成され、大規模災害や事故などの現場に急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受け災害派遣医療チームである。

 次に必要なのは、被害を受けた地域の透析患者さんを透析のできる施設に搬送し、透析できるようにすることである。この猶予は1~3日間である東海地震が発生すると、地震と津波による被害のため、静岡県内の医療機関は免震構造で被害を免れても、ライフラインが寸断され県内で透析が不可能になる可能性が高い。
 まず、我々臨床工学技士の出来ることは、透析施設の被災状況と患者の受け入れ人数の情報提供である。また、どこの施設で透析患者を受け入れ、来られた患者さんの透析を実施しているかの継続的な情報提供も重要である。そして、受け入れた施設への人的サポート(ボランティア)体制については、透析災害時ネットワークと連携して進めていくことが重要である。                              

これまでの経験より、臨床工学技士は、医療機器と医学的知識に関しての知識が多く、他職種に比べより柔軟に救援活動で貢献できるのではないかと考える。今回、DMATの活動内容を理解してもらい、きたる大災害に我々臨床工学技士がどのように貢献できるかを一緒に考えていきたい。
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  1. 2010/01/07(木) |
  2. 救急・災害
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