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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

「トルサード・ド・ポアンツ」

 昨日、院内でCPAコールがあり駆けつけてみると、すでに波形は正常調律で意識も戻っていました。心電図モニタを見ますと「VF」でした。でもAEDを装着せずに戻ったとの証言から???って感じです。よく調べてみると、「トルサード・ド・ポアンツ」
っていう不整脈のようです。長時間心電図の記憶を見てみると、たまに5秒ほど同じ波形が見られました。どうやら今回は、たまたま近くに人がいたから気が付いたようでした。本人曰く「なんかあったの!?」でそうです。
f_t_04s.gif


以下日本心臓財団のHPより:
http://www.jhf.or.jp/senmoni/q&a/fuseimyaku_tiryo.html

「トルサード・ド・ポアンツ」

  心室頻拍の特殊な形として、「トルサード・ド・ポアンツ」と呼ばれるものがあります。フランス語の論文として最初に報告されたことから世界的にフランス語 の名前が使われていますが、トルサードは「ねじれている」という意味、ポアンツは「尖端」という意味で、心電図の尖った部分が刻々と変化し、基線を中心に してだんだんねじれていくように見えることから名付けられました。しばしば心電図のQT時間が延長している例で発生し、突然死を起こすこともある重症不整 脈です。最近、さまざまな薬剤の副作用として発生するという報告が相次ぎ、広く注意が喚起されています。

トルサード・ド・ポアンツ(一過性心室細動)

一過性、つまり短時間で止まってしまう心室細動です。心室細動は永続するものをさすので、そのままだと死につながりますが、こちらは数十秒以内に心室細動が自然に止まります。そのため、これが起こると、意識を失って倒れ、全身痙攣などを起こすのですが、すぐに元に戻り、元気になります。でもこの不整脈は心室細動に準じる危険な不整脈ですから、適切な治療をしないと別の機会に突然死します。

つい最近まで、この不整脈を持っている人は、てんかんと間違われていました。昔、てんかんの人は痙攣時に舌をかんで死んでしまうので、舌をかまないような 処置が必要と言われたことがありました。でもそれは間違っていることがわかりました。

てんかんで死亡した人は舌をかんだためではなく、その多くはこの病気であったわけです。今でもてんかんと診断されている人の中で、不整脈を持っている人が 時々見つかります。てんかんと診断されて治療薬を服用しているのに、意識消失発作が繰り返し起こる人は、念のため不整脈専門医を受診しておくのがよいで しょう。

トルサード・ド・ポアンツの多くは、QT延長症候群(心電図上でQ波の開始からT波の終わるまでの時間が延びる病気)から起こります。種々の薬剤や電解質異常(特にカリウムの低下)で起こる場合もあり、そうなる人も先天的に遺伝子の異常があるのではないかと言われています。

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  1. 2010/02/18(木) |
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