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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

我々のできる医行為について考える

 第10回チーム医療の推進に関する検討会議事録 厚生労働省より、特定看護師などの医行為について考えてみます。

厚生労働省の「チーム医療の推進に関する検討会」が3月19日に大筋で了承した報告書案では、薬剤師や管理栄養士、臨床工学技士など、看護師以外の医療ス タッフの役割の拡大についても、法律やガイドラインなどの解釈を「明確化する」方向性が示された。同省医政局の杉野剛医事課長は検討会終了後、記者団に対 し、「早い段階で、(現行法やガイドラインなどで可能な)行為の範囲を明確化する通知を発出する準備に入りたい」と述べた。

 理学療法士については、患者の姿勢を変えて痰をのど元まで移動させる「体位排痰法」を安全で適切に行うため、喀痰吸引は「当然に必要となる行為」とし、 これを認める方向性が示された。また、作業療法士では、作業療法士法2条の「その他の作業を行わせること」の解釈を明確化し、発達障害や高次機能障害など へのリハビリテーションなど、チーム医療における専門性を発揮できるようにする。さらに、言語聴覚士では、嚥下訓練の際に喀痰吸引が必要となる場合がある ため、現行法で可能な行為として明確化すべきとしている。

 臨床工学技士では、気管挿管チューブ内の喀痰の吸引や動脈に留置されたカテーテルからの採血について、ガイドラインで解釈を明確化すべきとしている。


以前の医療専門職の13団体などでつくる「チーム医療推進協議会の要望
 臨 床工学技士では、手術室や在宅医療における業者の「立会い」を問題視し、医療機器公正競争規約を徹底するよう要望。また、1988年に厚労省が通知した 「臨床工学技士業務指針」の業務規定が実態と乖離しているため、早急な見直しが望ましいとしている。理学療法士では、リハビリテーション中の痰による気道 閉塞の吸引行為を行うことが可能だとし、作業療法士では、現行法の作業療法の定義を改めるよう求めている。


医師の指示に従い、特定看護師の行なう医行為案
 ・胸の単純エックス線撮影
 ・人工呼吸器装着時の気管内挿管
 ・傷口縫合

ちょっとやりすぎ感はありますが、会議の中では結構真剣に良いことが議論されています。一部抜粋します。

○西澤委員
 1つ今回議論でどうしても抜けてしまったのは、ここに書いてある、
一般の看護師だと思います。おそらくいまいちばん望まれるのは、
看護師さんすべてのレベルアップだと思うのです。そこを抜きにして、
非常に高い所だけ作って、そこにみんなが行ってしまうということ
になると、日本全体での看護はどうなるのだと。ですから、やはり
もっと現場を考えて、医師も大変ですけれども、看護師も不足で大変
なのですね。そういうことを踏まえてやっていただきたい。
当然こういう特定看護師のようなものは将来としては、これは必要
なのだという認識は持っていますが、ここに書いてあるとおり、
一般の看護師を頭に置くから厚労省はきちんとした診療補助の
ところを決められないと、この箇所がおかしいのです。やはり
教育をしっかりして、ここに書いてある一般の看護師さんがもっと
診療の補助でできることを増えるような教育なり、研修なりにして
いただきたいと思います。

○羽生田委員
 法制化をして、新たな看護業務でいまできなかったことができる
ような資格を作るのは、業務拡大ではないですよ。新たな職種の制定
だけの話であって、看護師が業務ができる範囲を拡大しましょうという
のが話のスタートなのに、いまの看護師の資格でどこまでできるか
という話が、これを拡大しようというのがこの委員会の本当の意味
だったはずです。新しい資格を作るのだったら、チーム医療の話でも
何でもない、新しい職種を作るための検討会を作ればいいのです。
看護師の業務を拡大しようという話をしているので、現実にチーム
医療の中でこれだけグレーゾーンがありますよ、どこまでそれをできる
ように拡大しましょうか、これが議論の本筋ではないですか。ましてや
特定看護師について、どういう人を特定看護師とするかという4つの○が
ありましたね。これだけのものをきちんと法律で仕切ったときに、
どれだけの人がこれを取れると思いますか。私が最初に言ったように、
特定行為を法律上特定看護師(たった500人)しかできないとした
とたんに、全国では特定看護師の不足で業務が動かなくなりますよ。
そこまで考えてください。



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  1. 2010/03/20(土) |
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