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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

東海地震時にはクラッシュ症候群が何人発生するか?

東海地震クラッシュ症候群は479人発生すると厚労省予測
http://www.kobe-np.co.jp/sinsai/sonae/041802.html

震災で倒壊した家屋から救出された患者。意識ははっきりし、打撲程度に見える。しかし、日を追って容体は悪化し、そのまま死亡する症例が相次いだ。挫滅(クラッシュ)症候群と呼ばれる。建物の下敷きになり、圧迫によって筋肉が壊死(えし)し、全身に毒素が回る。

 大阪府立急性期・総合医療センターの吉岡敏治医務局長らは被災地内外の病院で入院治療を受けた六千百七症例のカルテを閲覧した。その調査によると、震災時に三百七十二人が同症候群を発症。五十人が死亡した。 「『防げる死』と、そうでない死がある。対応次第で、五十人の死は防げた」。吉岡局長は力を込める。

 一般医にとってクラッシュ症候群はまれな症例。毒素を薄める輸液と、血中の毒素を取り除く透析が一刻も早く求められたが、同症候群を知らない医師になすすべはなかった。

 調査では、同症候群の患者で治療体制が整った被災地外の病院での死亡率は約8%、混乱していた被災地内病院の死亡率18%の半分以下だった。吉岡局長は「例外もあるが、すぐに他の病院に送るべきだった」と話す。

 厚生労働省研究班は、東海地震の際、被災地外に運んで治療の必要がある重傷者は六百五十八人と予測。うちクラッシュ症候群が約七割の四百七十九人とする。

 救命のためには、ヘリコプターによる搬送が最も効果的とされる。震災当日も神戸市内に各府県の応援機十機が待機したが、当日の搬送は一件、翌日も二件しかなかった。当時の報告書は「医師からの要請がなかった」としている。




 

 

































当日、西宮市内の病院に応援に入った鵜飼卓・県災害医療センター顧問は「ヘリ搬送は頭に浮かんだが、できるとは思わなかった」と振り返る。通信手段が絶たれ、医療機関が孤立状態だったという事情もある。

 県は四月から医師が消防防災ヘリコプターに乗り込む「ドクターヘリ」の運航を始めた。事故現場に出向き、患者の応急処置をした上で搬送する。

 震災ではほとんど活用できなかったヘリ搬送。その教訓をどう生かすか。鵜飼顧問は「普段からヘリを使う体制が必要。そうでなければ、災害時に十分運用できない」と指摘している。

<挫滅(クラッシュ)症候群>体 に強い圧力がかかった場合に起きる。外見は打撲程度だが、処置が遅れれば、腎不全などを引き起こし、死を招く。尿が茶褐色になるのが特徴で、治療には点滴 や血液透析が必要。戦争や大災害、まれに交通事故などで見られる。一般の臨床医にはなじみのない疾患だが、阪神・淡路大震災で注目された。

具体的な搬送計画等については、こちらをご覧下さい




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  1. 2010/05/27(木) |
  2. 救急・災害
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