FC2ブログ

ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

本当に幸せなのか?

口から食べるのが難しくなった認知症末期の高齢者に導入した人工的な栄養補給法について、 4割の医師が中止を経験していることが、会田薫子東京大特任研究員(死生学)の調査で 分かった。

http://www.asahi.com/health/news/TKY201102270333.html


医学的な理由のほか、「家族の希望」「苦痛を長引かせる」との判断によるものだった。
日本老年医学会など7学会は、人工栄養法の導入や中止の基準、手続きの指針作りの検討を 始めた。

調査は、同学会の医師会員に郵送でアンケートした。有効回答は1554人。
回答者の7割が、自分の意思を明確に伝えられない認知症末期の患者が口から食べたり、 飲んだりするのが難しくなった際に、管で水分や栄養を補給する人工栄養法を導入した経験が あった。
患者のおなかの表面から穴を開け管を通して胃に直接、栄養剤などを入れる「胃ろう」や、 高カロリー輸液を点滴する「中心静脈栄養法」などだ。 胃ろうでは、年単位で生き続けることもある。

このうち、44%の医師が、いったん胃ろうなどの人工栄養法にした後、中止した経験がある と回答した。
中止の理由(複数回答)は
下痢や肺炎など「医学的理由」が最多で68%。
「患者家族の希望」43%、
医師として「苦痛を長引かせると判断」23%、
「尊厳を侵害する」14%だった。

中止した後は、基本的には、可能な範囲で口から水分補給をしたり、口を湿らせたり、 苦痛・苦しみを和らげながら「自然な経過」で看(み)取ることになる。

一方、いったん導入した人工栄養法の中止には3割が「法的に問題」、 2割が「倫理的に問題」と答えた。

また、人工栄養法にする際にも、9割の医師が深く悩んだり、困ったりした経験があった。
その理由(複数回答)で最も多かったのは「(認知症患者)本人の意思が不明」の73%だった


日本老年医学会など老年関連の7学会でつくる日本老年学会は現在、認知症末期の高齢者について、
人工栄養法の導入にあたって患者・家族らに説明すべき内容や手続き、導入後に中断・中止を
判断する手続きなどについて指針作りに向け検討を始めている。

---------------------------------------------------------------------
スパゲティー状態で生かされているのが本当に幸せなのか?自分で決断できるように正気のうちに書面にしておくべきだとは思いますが、人はそれぞれの立場によって言うことが変わったりもします。

以下は、ある人の事例
 息子はどんな手を使っても生かして欲しい(年金が入るから・・・・)
 嫁(主に面倒を見る人)は人工的栄養補給までは・・・。
 本人は以前痴呆の合間にふっと正気に戻ることがあって、 そのときには「ワシはもうええよ」と泣いた。

やっぱ正気のうちに書面にしておくべきですな! 脳死判定のように・・・・医療の進歩は時にして残酷な結果をもたらします!医療費ももったいないですが、老人や子供の場合、入院してもそこまでお金がかからないため、ついつい長引いてしまいがちです!
CPA患者でも、蘇生のガイドラインが浸透してからは、結構救命できます!必要な人の救命とそうでない人の線引きはできませんから、もっともなことですが、昔の救急病院は、ある程度その辺の線引きが出来ていてよかったと思います。


皆さんのご意見募集しています。どうぞ書き込んでください♪


スポンサーサイト



  1. 2011/03/03(木) |
  2. つぶやき
  3. | コメント:2

コメント

人間らしく生きる。

これに尽きると思いますが、なかなか気持ちの整理がつかないんでしょうね~。

倫理って難しいです。
  1. 2011/03/04(金) |
  2. URL |
  3. トンガ王国 #-
  4. [ 編集]

少し古い本ですが、山崎章朗医師が書いた「病院で死ぬということ」をおすすめします。



  1. 2011/03/04(金) |
  2. URL |
  3. Rudy #QfNYz.PI
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する