今回の事故は、酸素もヨーク式に換えていた上での事故でした。
手術室では、CO2を使う理由として
1.腹腔鏡の気腹ガス
2.一部の血液ガス分析装置のcalガスやひょっとしたら、ETCO2のcal
3.冷凍手術器の冷媒
4.人工心肺の低体温時におけるpH-stat管理による負荷、
(または、小児症例で過換気を防ぐ目的で人工肺に混ぜる可能性)
5.冠動脈バイパスなどの血管吻合時に視野を確保するためのブロア
6.弁置換など心臓(血管も)自体を開いてOPする際の、溶存係数の高いガスの
置換のため
7.その他も?
通 常で考えますと心臓手術5,6が一番問題があります。
現在、術部位の視野を確保するために使用するディスポーザブル噴霧器として発売されているのは、エドワーズのビスフロー、メドトロニックのクリアビュー、メラのサージフローのようです。
残念ながらすべて6mmチューブ(1/4インチ)規格で、タケノコに合いますので事故の可能性があります。噴霧器の接続部とレギュレーター本体をルアーロックにすれば事故対策品となります。
どこかのメーカーでルアーロックにしてくれれば、事故の危険性が大幅に減るのですが・・・
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- 2011/09/17(土) |
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