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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

近畿臨床工学会 3

近畿臨床工学会では、人工呼吸器の安全対策について発表させていただきました。今日は、内容についてご紹介します。 

医療安全全国共同行動いのちをまもるパートナーズ(日本版100K キャンペーン)が20085 月より開始されている。この中で、有害事象を未然に防ぐ方法として、行動目標5に医療機器の安全な操作と管理について示されている。今回、我々は共同行動に参加し、人工呼吸器のミス防止対策として機種統一にチャレンジしたので報告する。

開始前の人工呼吸器の保有台数は32台、機種は12機種であった。これまでの機器購入は、部署ごとでの購入であったが、臨床工学技士が関与することにより以下の方法を実施した。
 1、適正配置の検討(稼働率を考えた設置台数にする、その部署ごとに機種統一を目指す)
 
2、計画的な購入
まず、費用をかけずに安全性を向上させるためには、使用部署での多種混在を少なくすることが有効であります。臨床工学技士が医師・病棟との信頼関係が築け、機器の采配がある程度可能なら、機器の再配置を部署ごとに実施できますので、多種混在を最小限にできます。稼働率を鑑み、台数や機種を減らすのもよい方法です。

 更新には、時間が掛かりますが、計画性を持って機種統一に向けた働きが我々のできる役割だと思います。


im01.jpg
3、結果
 

2006年から取り組んできた機種減少に対しての取り組みの結果、2011年までの5年間で台数は30台、機種は5機種まで減少させることが出来た。NICU以外の部署では、部署ごとに機種統一することが出来た。

当院の場合、先生方が、機種への特段のこだわりを持っていないため、機種統一が進めれたと思います。
あと、最近小児病棟では、在宅もしくは施設待ちの患者さんが激増し、常時10名程度呼吸器装着者がおります。その場合は、在宅用ということで、トリロジーを使用して、増悪期だけサーボを使う運用です。問題なのは、転院待ちの患者さんが増え続けていることです。呼吸器装着者の転院先は、ほぼ無く、家族の受け入れも難しい・・・・って難しい時代となりました。ホント

 

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  1. 2011/11/01(火) |
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