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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

必要とされる業務とは

 手術室の器械出し業務について、真剣なコメントを多数いただきましてありがとうございます。
折角なので、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

まず、臨床工学技士の雇用率を見てみたいと思います。平成19年の日臨工調べでは、臨床工学技士の雇用率は28%、医療機器管理室の設置率は18%となっています。雇用率の低い、主たる理由の1つとして、小さな病院が多いことが上げられます。医療機器の専門職種である臨床工学技士が病院内に不在とは恐ろしいことですが、これが日本の現状です!

では、雇用率を上げるには、どうしたらよいのでしょうか?
       根本的には、儲かる業務があること!

が条件です。もしくは、必要とされる業務があること!です。臨床工学技士の有資格者は年間2000名程度の増加です。今の現状、つまり、臨床工学技士の居ない病院が多いってことを考えますと、必要とされる業務として重要度の高いのは、
 臨床工学技士の雇用率up > 手術室の器械出し業務

となるように思われます。残念ながら、手術室の器械出し業務は臨床工学技士でなくても可能です。極端なことを言えば、放射線技師でも可能です。でも、彼らは絶対にしません。そう、彼らには、儲かる仕事があるからです。

 儲かる仕事の創出=医療機器安全管理料の値上げや臨床工学技士の定員化

となろうかと思われます。儲かる仕事の創出は、職能団体である日本臨床技士会の役割です残念ながら、技士会は「上の人のやること」って思っている人や技士会にすら入っていない人も多くいます。これは、日本の政治に関する関心の低さにも象徴されているように日本人の特性なのかもしれませんが、自分の将来、子孫の将来、臨床工学技士の将来を考える上で避けては通れないはずなのに、残念でしょうがありません!臨床工学技士会はあくまでも個人の意思により成り立っています!もっと関心を持つようにしましょう!そういう意味では、近く開催される代議員選挙の投票率に期待しております。
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  1. 2011/12/21(水) |
  2. 機器管理
  3. | コメント:6

コメント

当院では「儲かる仕事」である、自己血貯血業務とPSG検査解析業務を臨床検査科から奪いました。
正確には彼らが業務が増えるのを敬遠したため、我が臨床工学科の業務として定着させたのですが…
  1. 2011/12/21(水) |
  2. URL |
  3. OSSAN #-
  4. [ 編集]

儲かる仕事は増えない、新分野への進出がない。つまり、いままで通りに与えられた仕事をこなせばOKってことでしょうか?
それでは、衰退が目に見えています。
それではさらに、儲かる仕事が増えない、就職率のUPにはつながらないと思います。
器械だし分野だけではなく、他のグレーゾーンに介入し必要とされる業務をふやすべきではないでしょうか?
透析業務も初めはそうだったのではないでしょうか?そのへんに詳しい方いませんか?
  1. 2011/12/21(水) |
  2. URL |
  3. りんご #-
  4. [ 編集]

私は透析業務を30年前からやっています。
あのころは、グレーゾーンに介入とか、業務を増やすという考えはなかったです。
看護師さんにできない業務(透析装置のメンテ等)をやってました。
ダイアライザの管理やデータ採りなども我々の業務でした。
ただ、無資格だったんです…
今は臨床工学技士として日々、進化して行かなくてはと思っています。
資格を持って医療に従事するのですから我々の専門分野を他職種へアピールすることが大事です。
雇用率28%? まだまだ我々の存在をアピールすることが第一ですね。
がんばりましょう!
  1. 2011/12/21(水) |
  2. URL |
  3. OSSAN #-
  4. [ 編集]

根本的には、儲かる業務があること!

最近は臨床工学技士が 手術室の器械出し意外に 透析の患者看護、内視鏡室の患者看護に介入している施設もあります。さらにICUでの患者看護の方まで取り入れる施設があるそうです。 聞いた話なんですが、放射線技士が 器械出しをやっていたとの報告があったそうです。放射線技士の器械出しが内部告発で発覚?? かわりに臨床工学技士が実施している施設があるそうです。 この差は??よくわかりません。

〇〇部署の看護業務を臨床工学技士が実施する施設が増えています。儲かる業務があること何ですかね??。安全と効率がありますが、病院では看護師より絶対人数が少ない臨床工学技士が 成り立つのでしょうか? そういう頑張っている施設の見解などお聞かせ下さい。

  1. 2011/12/24(土) |
  2. URL |
  3. yamasan #-
  4. [ 編集]

ん~

前スレから色々な意見が出ていて、非常に興味深いです。
前向きな意見もあれば、現状維持もあれば、更なる深堀もあり...
アグレッシブなりんご氏にはエールを送りたいですし、私と同じ立場であるじゃん氏の「部下を守る」考えも大事かと。

ただ少し視点を変えてみるのも良いかもですね。
「儲かる仕事」「必要とされる仕事」も当然ですが、”誰の為”に働いているのか。(ま、「糧を得て家族を..」ってのは当然なのですが..)
どの医療職種(Dr.以外)もグレー部分があり、法律や制度が実際の医療現場に追いついていないのが現状なのでは??
当院では日進月歩で導入される医療機器に対し、「誰が触るのが病院及び患者にとってベターか」で業務に取り入れるか決めています。
また微妙な業務に対しては関連する委員会等で議案で出し、最低でも病院としてOKにしてからCE業務にしています。(明らかにOUT業務は行なわず、グレー部分のリスクヘッジの為に。)

もう少し視点を変えると、では色々な施設があり様々な考えがあるCEの現状を、どのようにすれば前進していけるのかも大切かと。
ともにゃんがヒントを書いてくれていましたが、その為にあるのが「職能団体(技士会)」だと思います。
今回のネタであるグレー領域に関しては、つい最近でも厚労省で議論が成されていました。
結果、看護師は包括指示で医療行為に関してまで、かなり踏み込んだ所まで前進をさせましたし、RTも薬剤の注入にOKがでそうです。
厚労省HPで議事録が見れますので、チーム医療関連を見て頂ければ参考になるかと。
現場と協会の乖離は疑問に思いますが、看護協会は流石でしたわ。(呆れる位)
一気にNSの上位資格(認定看護師以上)まで出来そうです。(修士卒レベルに成りそうですので、当然、診療報酬や定員に繋げるでしょう。)
技士会は単なる学術団体やボランティア団体ではなく”職能団体”ですので、ここが動けなければいつまで経っても点数も定員も法律も変わらないかと。
他人事でなくCE皆が協力せねば、中央は動かないのですが...って別に私、中央の宣伝マンでは無いんですけどね。(爆)

少し本音を言えば、「いつまでもCE内部で内紛せずに、敵は外やろが!! うちらは民〇党か!!??」ってなのが有ったり無かったり...(解る人には解るかな???核爆)
ちと脱線しましたが、皆さんの色々な意見を実際に解決するためには、どうすれば良いかを考え行動に移して頂きたい…ってのが希望です。
ともにゃん>酔った勢いで板汚してスマン。(自爆)
  1. 2011/12/25(日) |
  2. URL |
  3. taka様 #-
  4. [ 編集]

皆様、興味深いご意見ありがとうございました。

儲かる仕事とは、職能団体に繋げる為にあえて書いた言葉で、

儲かる仕事の儲かる部分の言葉の解釈が=「良質・安全・効率的・必要とされる・やりたい」って意味も入ってくると思います。

これは、その施設の状況によって様々であるとは思いますが、日本全体としての総論として言っている訳で、りんごさんの言われるようにチャレンジは必要だとも思います。ただし、私個人は、器械出し業務となると違和感を感じるのも事実です。

更なるご意見、お待ちしております。
  1. 2011/12/26(月) |
  2. URL |
  3. ともにゃん #-
  4. [ 編集]

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