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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

我々が出来るよい公益事業

停電に備え人工呼吸器患者調査へ 5月18日 NHK ニュースより

停電に備え人工呼吸器患者調査へ

関西電力の管内で、この夏、万一の際の計画停電も想定されるなか、京都府は、自宅で人工呼吸器を使っている患者の実態調査に乗り出し、同意を得た患者については事前に病院に登録して、停電の際、病院に移す支援を行うことになりました。

自宅で人工呼吸器を使う患者にとって、停電は命に直結する深刻な問題ですが、個人情報保護の観点から、行政側は、人工呼吸器を使う患者がどこに何人いるかすら把握できていませんでした。
これについて、京都府は、計画停電が検討されるなか、患者への支援を強化する必要があるとして、人工呼吸器のメーカーを通じ患者の実態調査に乗り出しました。
その結果、自宅で人工呼吸器を使っている人は、京都府内に少なくとも405人いて、このうち、111人は24時間欠かさず使用していることが分かりました。
そのうえで、24時間使用している患者に対し、通院している病院など個人情報の提供を求めたところ、これまでに本人の同意を得て47人から回答が寄せられました。これを受けて、京都府は患者を事前に近くの病院に登録し、停電の際、病院に移す支援を行うことになりました。
厚生労働省によりますと、自宅で人工呼吸器を使う患者について、自治体が調査を行うのは初めてだということです。
京都府健康福祉総務課の宮地徹課長は「取り組みを通して、在宅の患者が安心できるようにしていきたい」と話しています。


人工呼吸器 電源に保険適用 在宅患者、停電対策で毎日新聞社  512(配信

人工呼吸器:電源に保険適用 在宅患者、停電対策で筋萎縮性側索硬化症(ALS)など難病の在宅患者にとって欠かすことができない人工呼吸器の外部電源バッテリーについて、厚生労働省が今年度から、費用を保険適用とすることを義務付けた。昨年の東日本大震災後の計画停電で、対策が課題となった反省を踏まえた措置。人工呼吸器を使っている在宅患者は全国約1万1300人に上るが、これまでバッテリーが保険適用の対象なのか、不明確だった。全原発が停止し、電力不足が懸念される中、保険医療として明確に位置付け、患者の不安解消を図る 

在宅で人工呼吸器を使っているALSや筋ジストロフィーなどの患者は、停電で電気が途絶えると命に直結する。このため、これらの患者にとっては災害時などには外部バッテリーが必要だ。厚労省在宅医療推進室によると、これまで保険適用の「人工呼吸器加算」には「人工呼吸器」とだけ記され、バッテリーが対象か、個々の医師の判断に委ねられていた。購入費は2万~30万円程度で、患者団体などが保険適用するよう求めていた。

大震災に伴い東京電力管内で昨春、実施された計画停電では、バッテリーなどの準備ができていない患者の把握や、発電機の貸し出しに追われるなどの問題が起きた。
 今回、これらの教訓から、今年度の診療報酬改定の際、人工呼吸器加算の中で外部バッテリーなど必要な回路部品や付属品に関わる費用は、所定点数に含まれる」と明記した。併せて「在宅人工呼吸指導管理料」の項目でも「患者が使用する装置の保守・管理を十分に行い、緊急時の対応等について患者に情報提供を行うこと」と明示し、停電時の搬送先などの情報を患者に提供することを医師に義務付けた。



ここで疑問なのは、何時間使用できる外部バッテリーを用意すればよいかです日本臨床技士会では、在宅人工呼吸患者さん向けの計画停電対策ガイドラインを策定することになりそうです。その中で一定の基準ができますと、目安にできそうです。我々が出来るよい公益事業の1つだと思います。

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  1. 2012/05/21(月) |
  2. 技士会
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