インスピロンについては、誤解が多く、払拭するのに一苦労です!
で、よく思い込んでるパターンが・・・・・・
酸素マスクで酸素が足りないなら、インスピロンだ!だって、目盛に100%ってあるもの・・・・・確かに、目盛は信じたくなりますよね!
で、ここでおさらいです。
患者さんの呼吸条件が 1回換気量、500ml 呼吸回数、20回 吸気呼気比、1:2 とすると
呼吸サイクルは?
60秒 ÷ 20回 =3秒間 吸気時間1秒、呼気時間2秒
つまり、1秒間かけて500ml (30L/分)を吸入しています=患者さんの必要な量
インスピロンからは
正しい流量設定すると ベンチュリー効果により、
常に 30L/分 酸素ガスが供給されています=高流量法
正しい流量設定っていうのがポイントです!
つまり、図の吸い込み口からの空気 と 酸素流量計の流量 をミックスして30L/分にしています。
たまに、流量5L100%なんかで設定されていますけど、患者の吸えるのは、確かに100%ですが、量は5Lです。残り25Lは、周りの空気を吸うことになり、低流量システムになってしまうんですね・・・・
で、トータル30L/分になる主な組み合わせは、丸印となるわけで、
インスピロンでは、50%以上の酸素投与は、無理なわけです。
最近は、できる器具も発売されていますが、酸素の無駄つかいの気がしてなりません・・・・
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- 2012/06/19(火) |
- 機器管理
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