この学会は、全国の赤十字病院から1500名あまりが参加し、今年で48回目の開催です。3年前より臨床工学技士部門も出来まして、23演題が発表されております。
さらに、当会の副会長がシンポジウム「医療安全のさらなる一歩」に参加し、最近の医療機器に関する重篤な事故事例を交え、臨床工学技士が医療安全に不可欠な存在であるかを伝えました。
会場にいた、医師・看護師・病院幹部の方々は医療安全を確保するためには、臨床工学技士の役割が大変重要であることを認識されたと思います。
講演の中では、 「先読みリスク 感性」を養い、院内で頼りにされるように頑張っていきましょう! とおっしゃっておりました。つまり、インシデント事例や世間の医療事故等の情報に目を向け、事故になる前に対策を講じる。その役割は組織横断的に物事をとらえることが一番適している臨床工学技士が関与して行こう!という内容でした。

これまでの医療安全対策は、一旦対策が講じられても数年後にまた事故が発生するという構図でした。やはり情報伝達不足が否めません。それも継続的に風化しないように実施するってのは大変難しいものです。事故対策としては、出来なくするか気が付くようにしなければ、そのうちどこかの施設で事故は起こります。我々は、普段から事故を防止できるように考え、対策を講じていかなければなりません。
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