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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

DESとBMSのどちらを優先?

m3.comよりwww.m3.com/sanpiRyouron/article/160618/
急性冠症候群(ACS)に対するステント治療の選択肢を巡って考えてきた。薬剤溶出ステント(DES)を用いる選択肢とベアメタルステント(BMS)を用いる選択肢のいずれにも利益と不利益が挙げられた。妥当な選択とは。

ACSに対するステント治療の方針について投票を実施。
薬剤溶出ステントへの慎重な意見は強いようだ。
医師の判断を介在する必要性は依然高いようだ。


 臨床賛否両論では、ACSの治療としてDESとBMSのどちらを優先するかを比較。 有効回答数は747人「DESを優先」は34%、「BMSを優先」は20%、「どちらとも言えない」は46%となった。

ステント考えてくれてうれしい

 BMSを優先する立場から意見を述べた日本大学循環器内科助教の高山忠輝氏は、「今回の投 票結果を見ると、どちらとも言えないという意見が46%と最も多いことが特徴と思われる」と指摘。「DESをACSに使用するに迷いのない人は34%で、 いまだにDESの使用に不安を持つ人が20%いた。ケースバイケースと考える人が多いのだろう思う。臨床の現場では、緊急症例における患者背景をすべて把 握することは不可能。限られた時間、限られた情報から的確な判断が要求される。循環器救急を担当するものとしては、症例により使用するデバイスも考えなが ら使用する姿勢が見られたことはうれしい限りだ」と述べる。

 その上で、「BMSの支持した20%の方は、ステント留置後の出血性合併症を経験したり、 担癌患者などの経験をしている人が多かったのではないかと思う。DESを支持された方は、メタ解析などで、第2世代DESの使用により得られる効果は目を 見張ると、最近の知見を重視したのだろう」と推測する。

 高山氏は「まだ、DESの長期に関してのエビデンスは十分に確立されたわけではない。高齢 化により、心房細動患者も増加し、抗凝固療法が一生必要な患者も今後ますます増えてくる。閉塞性動脈硬化症(ASO)合併症例などは抗血栓療法を受けてい る患者も多い。出血リスクを考えると長期の抗凝固薬の2剤併用療法(DAPT)を上乗せしにくい症例もよく経験する。今後もステントについての検討を継続 し、大いに議論すべきと思う」と感想を述べる。

治療方針に加えて医師の判断

 DESを支持する立場から意見を述べた、天理よろづ相談所病院循環器内科部長の中川義久氏 は「DESとBMSのそれぞれの立場から見た得失は、立場を返せば全て表裏一 体となる。現実的には、個々の患者の病態を基に個々の医師が判断する。心筋梗塞患者に対しても、DES を使う場合も BMSの場合もある。この判断こそ医師が存在する本質的価値であり、ガイドラインのアルゴリズム通りに患者の治療方針が決まるのであれば医師は不要だ。そ の個別の判断を確かなものとするために、今回の『臨床賛否両論』の内容が役に立てば幸せだ」と話す。

「薬剤溶出ステントを優先」が多い。
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  1. 2012/11/19(月) |
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