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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

アラームは敵か味方か?

インテンシヴィスト 2011年 vol,3 は「モニター」特集です。
041209.jpg

内容が興味深いので、かいつまんでご紹介します。

アラームは敵か味方か?
確かにアラームは、必要なんですが、偽アラームが多いために敵にもなりがちです!?看護師は、騒音と化したアラームに暴されながら、90%を超える不要なアラームに対応している。アラームを消すことが看護師業務の16%を占めている
という報告もある。
実際、各研究によると、1時間に鳴るアラーム(対象機器は、モニタ・呼吸器・ポンプ)は、1.6~9.9回であったと報告されている。実に、1.6分に1回の頻度で鳴っていることになる。そして、アラームの鳴りつづける時間は、中央値で17秒であった。これは、、ICUの研究ですので、病棟であれば、もっと鳴っているかと思います。

blissらは、ボランティアによる実験で10%の信頼性しかないアラームにはその10%しか反応せず、90%の信頼性のあるアラームにはその90%に対応する「狼少年効果」を定量的に証明した

そこで、理想のアラームとして提唱されているのが「smart ararm」です。これは、数値の変化だけではなく、複数のアルゴリズムを組み合わせて、異常事態を予測して知らせてくれるというものです。臨床的に知りたいのは1つの数値がある限界値を超えたかどうかではなく、生体内に進行しているかもしれない異常の有無です。

実際に商品化するのは大変難しいのですが、具体的にすぐにできる対策として、研究報告されている。それは、19秒のアラーム遅延をかけたところ、半数以上のアラーム削減できた。私的には、19秒間なら臨床的に致命的とならなくて、信頼性が上がるのならアリだと思う。
satsecond.jpg
それよりも危険度と時間を掛け合わせたアラームの定量的評価が一番よいかと思っている。
図は、N-560に採用されている 「sat second」 の定量的評価の概念図です。


ここからは、モニターメーカーさんへの提案です!ぜひ検討してみてください。
現在のアラームの重症度(赤や黄アラーム)と時間を掛け合わせてアラームを適正に鳴らす試みです。

危険度指数  定量的評価     

最大        なし(vf、VTなど) アラーム状況すぐ鳴らす

大         25( 黄色5×5秒、赤10×2、5秒)になれば鳴らす

中         50(黄色5×10秒、赤10×5秒)   

小         100(黄色5×20秒、赤10×10秒)




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  1. 2012/12/27(木) |
  2. 機器管理
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