患者さんの依頼で、[KM-CART」なる腹水濃縮を調査中です。
www.kanamecho-hp.jp/clinic_daini/fukusui/kmcart.html
どうやら、こちらのページの松崎先生が普及を図っているようです。
腹水をローラーポンプで機械的に圧挫することに加えて、無理に濾過処理を続けようと濾過圧をあげると腹水に過度な圧ストレスがかかります。そのため
白血球 からインターロイキンなどの炎症物質生じ、さらに濃縮膜にて濃縮されて点滴静注されるために高熱を引き起こす原因となります。以上の重大な欠点により・・・・・・
最初聞いた時は、眉唾ものでしたが、調べていくと、熱が出にくいとの評判も聞きます。
誰か、実際に施行していて、感想等がありましたらコメントくださいませ。
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- 2013/12/26(木) |
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| コメント:3
腹水がたまる原因の疾患にもよりますが、採取腹水の性状によっては落差のほうが断然早いし、回路構成も簡便です。圧もかからなく、静注後も症状が出ない傾向だと感じます。KM-CARTの場合は吸引器を使用しての除水になりますが、たしかに早いです。ろ過膜の目詰まりを考慮しても慣れれば楽ちんですが、癌性の腹水はやっぱり詰まります(T_T) たしかKMする場合は、回路もKM用になるので、旭化成の担当者の説明(松崎先生の承認?)がいりましたよ。
- 2013/12/26(木) |
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当院ではKM-CARTとポンプ用回路をDrの希望で使い分けていましたが、KM-CARTの方は、吸引ポンプを使用する為、細胞成分が少なく、且つタンパク成分か低いものには早く処理できて良いのですが、タンパク濃度が高いと濃縮能力が弱い為、(濃縮器と回収バッグ間の再循環回路が無い為 )回収量が多くなってしまって、Drからは不人気でした。そこで再循環回路が有りACH-10でも使え、ろ過膜の目詰まりをフラッシュできる回路は無いかと探してもらった所 川澄化学にその様な回路があるのでそれを採用しようと考えています。(型式は今、手元に無いのでご勘弁ください。)基本的にポンプ式であっても、ろ過は落差で行っていますし、再静注は予防的にソルメルコートを静注してから行っている為か、発熱はどちらの方法も変わりない様です。
- 2013/12/27(金) |
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- みかん #-
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みなさん、コメント、情報、感謝です。ありがとうございます。
確かに、KMの場合、承認がウザイですね!?
発熱はどちらの方法も変わりない様でしたら、重大な欠点ともならないようですので、KMにこだわらないようにします。
- 2013/12/31(火) |
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- ともにゃん #-
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