NICU内は、静かなイメージですが、呼吸器等の音源がたくさんあり、大き過ぎると感じています。
モニターは、もともと、児の状態を把握し、早期にアラームにて察知することが重要です。
例えば、アラーム音を大きくすれば他の音も大きくする必要があります。当院のNICUは12床ですけど、もし、1段階アラーム 音を小さくすると12台分小さくなり、相乗効果により、他の音源の音も小さくすることが可能となり、スタッフにとっても会話がしやすくなる等のメリットが 出てくるものと考えます。
この10年くらいで、モニタリング環境は随分進歩はしたと思います(特に電極シールが小さく一体化し、児の皮膚にやさしい商品が多数販売されたことや SPO2の進化により精度が向上した。)が、まだまだ、偽アラームが多く、アラームの精度を上げることが重要だと感じています。
ある先生が「モニター音から判断してアラーム音が鳴る前に児のところに駆けつけるほうがよいのでは?」という問いがありました、それは素晴らしい事ですが、全員がこのような判断 が可能かと言えば、その点も問題でしょうし・・・・・最近、コビディエンが販売している「カプノストリーム20P」というモニターがあります。この装置 は、Etco2とSPO2等のパラメータからIPIという10段階の数値に置き換えて、誰もが客観的に異常の早期発見を目指した機能が搭載されておりま す。
このような発想で装置を開発していけば、先生の「モニター音から判断してアラーム音が鳴る前に児のところに駆けつけるほうがよいのでは?」が現実的になるような気がします。いかがでしょうか?
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- 2014/12/03(水) |
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