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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

酸素ブレンダー

今度の日臨工で酸素ブレンダーについて報告しようと思ってますので紹介します。

 新生児領域では、酸素を投与するときは,未熟児網膜症を予防するためにブレンダーを使って酸素を空気と混合して投与している。通常、酸素空気ブレンダーでは使用していなくてもアウトレットにパイピングしてあるだけで、酸素と空気が大気放出されている。この現象は、ブリードと呼ばれ、酸素濃度を一定に保つための機能を有している。しかし、酸素は、医薬品として高価であり、大気放出されると危険である。今回、我々の施設でブリード流量を調査し、対策を講じたので報告する。
酸素ブレンダー 当院で使用しているブレンダー、ニューポートも同じです。
 酸素空気ブレンダーは4社を用いて調査した結果、各社とも酸素濃度21%以外では、未使用状態でも一定量の酸素が大気開放されていた。基本的なブリード量は、各社とも酸素プラス空気で2ℓ/min~13ℓ/minであった。当院でよく使用されている酸素濃度40%の未使用状態では、0.3ℓ/min~4.5ℓ/minが大気開放されていた。これを1日使用量で考えると432ℓ~6480ℓ、1年間では157680ℓ~236万ℓとなり、金額換算すると約3万円~45万円が無駄に使われている計算になる。

酸素に加え空気も一定量大気開放されることから、さらに無駄が生じている。
対策として、使用のたびにパイピングを抜き差しすることであるが、頻回に使用するため手間がかかる。そこで、ブレンダーの入り口にON・OFFレバーを挿入し、使用時にレバーを操作することにした。この方法で酸素・空気の大気開放量は0ℓとなった。

 当院の場合、12台のブレンダーがあり、1台45万円/年大気開放されていることから対策を講じなかった場合と比べて年間540万円の節約になったと考えられる。
                   
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  1. 2008/01/18(金) |
  2. 機器管理
  3. | コメント:5

コメント

酸素ブレンダーって?

アトムのOX-90もブレンダーですか?最近あまり使っていませんが、以前古いタイプの保育器(V-850)に使っていました。
  1. 2008/01/18(金) |
  2. URL |
  3. ossan #-
  4. [ 編集]

酸素か空気のどちらか一方を接続して「ピー」と音が鳴ったら無駄に大気開放されています。
  1. 2008/01/19(土) |
  2. URL |
  3. ともにゃん #-
  4. [ 編集]

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  1. 2010/02/24(水) |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

酸素ブレンダーのメーカーについて

今まで使っていたアトムの酸素ブレンダーOX-950が修理不能なので、更新しようと思っています。
アトム以外で酸素ブレンダーを販売しているメーカーと型式を教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
  1. 2010/06/09(水) |
  2. URL |
  3. とー #MgIxvhDQ
  4. [ 編集]

コメント気が付かずにすいません。
断然おすすめは、カリオペを販売している「イワキ株式会社」から発売しています。「OA2010FV」です。一度デモしてみてください♪

詳しくは2009年11月27日に記事を見てもらえればよいかと→http://hceme.blog84.fc2.com/category8-9.html
  1. 2010/06/09(水) |
  2. URL |
  3. ともにゃん #-
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