私が最近よく見ている「新小児科医のつぶやき」から一部引用です。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080206
救命救急センターの評価結果と言うのがあります。救急医療体制基本問題検討会報告書(平成9年12月)における「既存の救命救急センターを再評価し、その機能を強化する」との提言等を踏まえ、平成11年度から救命救急センター全体のレベルアップを図ることを目的とした評価結果が続けられています。
評価は補助金に直結し、
* 充実段階A : 補助基準額の100%を交付
* 充実段階B : 補助基準額の 90%を交付
* 充実段階C : 補助基準額の 80%を交付
こういうシビアな結果をもたらすので、各施設は充実段階Aを取得する事に努力を重ねる事になります。その成果なんですが、
年度 充実段階A評価(%)
H.11 60.6
H.12 76.8
H.13 92.4
H.14 97.5
H.15 96.4
H.16 95.9
H.17 97.7
H.18 100
H.19 100
設定した各項目に対して点数をつけ(加点と減点があります)、19点以上が評価Aなのですが、満点は36点です。つまり100点満点で55点取れればA評価がもらえるのです。
補助金と言うニンジンがあったにせよ、H.11年度には60.6%であった施設充実度AがH.18年度には100%になっています。実に素晴らしいと言いたいところですが、今の救急崩壊の現状を考えるとあまりにも甘い評価で、いくらなんでもと言いたくなります近隣の施設を見ても、疑問に感じます。なんせ、救急隊が最後の砦の3次救急に最初から電話もかけない(電話に出ないから)のが現状ですから!!!
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- 2008/02/08(金) |
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