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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

医療安全共同行動

先日の学会で、リスクを3段階に分類すると鉄道は安全、航空機は中間、医療はバンジージャンプと同じくらい危険な分類に入ると言われていました。

 欧米の調査によると入院患者の3%~16%において医療行為に伴う何らかの傷害(有害事象)が生じており、米国医学研究所は、そのうち半数強は回避可能なものでこれらの傷害が関与して死亡したと推定される死亡の数は年間44,000人から98,000人に上ると報告し、医療システムの質と安全を早急に改善する必要があることを指摘しました。日本の調査では、入院患者の6.8%で有害事象が生じていることが報告されており、これはカナダでの発生頻度とほぼ同じであることを示します。

 医療過程で生じる有害事象には本来回避可能なものと不可避のものがありますが、これほど多くの有害事象が多発する現実を直視すれば、これら多発する有害事象を可能な限り低減させ、かつ有害事象から患者さんの生命を守るために全力を尽くすことは医療に関わるすべての人々の責務であります。

 米国では医療質改善研究所とその呼びかけに応じた多数の団体の協力により、“10万人の命を救え”キャンペーン(100K Lives Campaign) が展開され、全米で約5500ある病院のうち3100の病院(急性期病床数の78%に相当)が自主的に参加して改善に取り組みました。その結果、18か月間のキャンペーン期間中に入院中の死亡数を大幅に減らすことに成功したと報告しています。

 いまこそ医療者は、職種や立場の壁を超え、医療を担う病院と医療を支えるさまざまな団体・学会・行政・地域社会が一致協力して医療事故の防止に総力をあげて取り組むべきと考えますことから、医療安全全国共同行動(“いのちをまもるパートナーズ”キャンペーン/日本版100K Lives Campaign)の実施を提案いたします。

 同プロジェクトは、平成20年5月から2年間をキャンペーン期間として全国の病院が自主的に参加登録を行い、地域の病院が互いに協力しながら医療の質・安全の確保と向上をめざす8つの目標について組織的な活動を実施し、参加団体は活動の効果的な実施に必要な支援を提供します。

日本臨床工学技士会も、声をかけられ共同参画しております。
その中で輸液ポンプに関する必須対策とチャレンジ項目が掲げられています。
  必須項目:ハード面;機種を減らす、始業点検、定期点検の実施
        人的対策;一定教育後に使用可能とする。チェックリストを活用

 チャレンジ項目ハード面;ポンプの機種を統一と中央管理体制
         人的対策;院内認定制度を設ける

何と当院はチャレンジ項目までほとんど出来ているではないですか?ご立派
詳しくは↓
http://kyodokodo.jp/
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  1. 2008/06/04(水) |
  2. 機器管理
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