呼吸療法医学会、ランチョンセミナーのシップマン(Sipmann)先生のお話
「PEEP titration and lung protection :the open lung PEEP」
訳せば「PEEPの調整と肺保護」みたいな感じでしょう。
ちなみにシップマンと聞いて「船男?」と思った方・・・私と同じ発想ですw
さてさて、PEEPの調整方法ってもう何年も前から議論されていて、いろんな方法がありますよね?
最大の酸素供給から求める方法、最大のコンプライアンスから求める方法、P-V loopから求める方法などなど・・・。
みなさんは一つでも試されたことがありますか


今回の話のポイントはそこでした


風船を膨らませる時・・・しぼむ時よりも膨らませる時の方が大変。P-V Loopって吸気側と呼気側が違いますよね。これも膨らませる時の方が大変ってこと。
これらの応用として、PEEPの値は少しずつ増やすよりも、高い値から少しずつ減らす方が同じPEEPの値でも肺の拡がり方を維持できる。
これって前のアマト先生の講義でも出てましたし、ここ数年の間にアメリカのカズマレック(Kacmarek)先生がこの関係の論文

いつだったかなぁ。
ちなみにこの方法、少しずつ減少させるということでdecremental PEEPって呼ばれます。
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- 2008/07/22(火) |
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