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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

対応年数

今日は、対応年数について考えてみたいと思います。

 一般的に対応年数と言いますと、法定対応年数(大蔵省令第15条「原価償却資産の耐用年数等に関する省令)のことを指す場合が多いです。でも、これは、税法上の決まりで、医療機器をいつまで使用できるかの判断根拠になりません。また、東京都では、「医療機器が老朽化していないかどうかと法定耐用年数とは無関係である」と言ってるらしいです。

 米国麻酔学会では、麻酔器の廃棄ガイドラインが出ていますが、米国での責任の一般的な考え方は、製造元が保守打ち切りの案内を出したあとは、施設側にあるとされています。 日本の現状は、1年間メーカー保障で、製造販売を中止してから7~10年の期間修理部品を供給しています。

平成15年度厚生労働省研究「医療機器の耐用期間に関する調査」によると
耐用期間の設定には、適切な使用と保守が必要不可欠耐用期間の設定には、さまざまな因子が影響するため慎重な議論が必要ということで、耐用期間を決めようとしたのですが、決まりませんでした。おおむね10年を目安に、耐用期間=使用できる年数の目安を決めて欲しいという意見が多かったです。

*結局のところ、わが国では統一された廃棄基準はなく、各施設で、安全性と経済性を考え購入・廃棄されているのが現状で、最近では、対応年数と呼ばず、機器の使用できる年数と言う意味で、耐用期間という言葉が用いられていることも増えてきました。
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  1. 2008/09/08(月) |
  2. 機器管理
  3. | コメント:3

コメント

とてもためになりました。

生命維持管理装置(特に呼吸器・麻酔器)だけでも、破棄ガイドライン作成してもらいたいです。

当院は予算がつかず、機器が高齢化社会から高齢社会にシフトしそうです。
  1. 2008/09/09(火) |
  2. URL |
  3. Rudy #QfNYz.PI
  4. [ 編集]

ちょうど昨日、看護師さんのほうから、ストレチャー使用中にストレッチャーの足が折れて、患者さんが落ちて、製造業者が悪いのか、病院側が悪いのかということで訴訟になっているという話を聞きました。
ストレッチャーの管理まではやれていないのが当院の現状です。
生命維持管理装置に限りませんが、機器の整備不備によって患者様に損害を与えた場合、やはり病院が悪いのでしょうか。
また、どのような対策が必要でしょうか。

ともにゃんさんのお考えがございましたら、おしえていだけますか??
  1. 2008/09/09(火) |
  2. URL |
  3. てつや #-
  4. [ 編集]

ストレッチャーの足が折れて、製造業者が悪いのか、病院側が悪いのかといえば、
状況によりますが、一般的な使用で対応年数以内ですと製造業者に対するPL法が適用でしょうか?
機器の整備不備によって患者様に損害を与えた場合、確実に病院が悪いということになるでしょう!臨床工学技士の責任となることは、少ないでしょうが、医療機器安全管理責任者が責任を取らなければいけないことも考えられます。となると、私ちょっとやばいです。(冷汗)

対策としては、定期的なメンテナンスでしょうか?いあー難しいですね!?
  1. 2008/09/10(水) |
  2. URL |
  3. ともにゃん #-
  4. [ 編集]

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