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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

Aラインの加圧バックについて

Aラインのモニターキットに接続する加圧バックを常に300mmHgの圧で保つのはなぜ?1と聞かれて一度ちゃんと調べてみることにしました。

 メーカーに聞いてみると、ちゃんとしたエビデンスはないようです。259300mmHgの圧というのは、成人の血圧を100mmHgと仮定したときにその圧力差が200mmHgになり、その圧力で3cc/h流れる構造になっているらしいです。ですから時間が経って圧力が減ると、流量が3cc/h以下になってしまうようです。新生児では、シリンジポンプで3cc/hをキープすることが多いのは、輸液量と圧力差を気にしてのことと思われます。
 また、添付文章には、点滴筒で滴下を確認すると書いてありますが、3cc/hの滴下を確認するには20分かかるため現実的には無理です。

 また、調べていると「加圧バック内のヘパリン生食濃度について」新たな疑問が生じました。
加圧バック内に使用するのは、生食に入れるヘパリンの濃度は、部署によって2000単位(2mL)と1000単位(1mL)だったりするのですが、これもエビデンスがないようです。258

「集中治療の話題」の中で調べた先生によると、下記のことが載っています。
http://www2.kpu-m.ac.jp/~ccn/topics/topixindex.html
全国の救命センター120施設にご協力をいただき、Aラインに関するアンケート調査を行いました。
その中に加圧バッグ内のヘパリンの投与量についての項目があり、結果は500mlの生食に500-5000単位、中央値は2500単位でした。また、抗凝固剤を使用しない施設が1施設ありました。

ということで、全国バラバラなようです。驚いたことに、米国ではすでにヘパリン無しが主流のようです。当院も、やってみようかな?285
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  1. 2008/09/18(木) |
  2. 機器管理
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