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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

あなたは流されやすいですか?

今日は 成人式 です。65
平成生まれが初めて大人の仲間入りした。総務省の推計では、88年生まれは133万人。推計を開始した68年以降最も少ない。

 「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手も20歳、目標を、
「去華就実」=外面的な華やかさを退け、実質あることに専念しよう」と掲げた・・・・・私は、今年40歳2回目の成人式だというのに、何と!流されやすいことか・・・・・・259

そんな流されやすいあなたも安心してください。心理学の世界では、実験により人間の弱さが色々証明されています。

・権威勾配
 若手が操作の際に手順に不安を感じた。先輩に聞けばいいことは分かっているが、こんなことを聞いたらまたきっと怒られるに違いない。聞かずに操作した結果、エラー発生…。こんな事例がよく聞かれる。聞いた側は、「分からないなら聞けばいいじゃないか」と思う。何故そんな簡単なことができなかったのだろうか。人は権威をもった人に弱い。権威をもっている人(上位職者)に指示され命令されると、自分の意志に反しそれに従ってしまうものである。
 アメリカの心理学者ミルグラムは、実験という名目で他者に電気ショックを与えるよう命令された個人が、その他者の生命にかかわるほど強烈なレベルまでショックを与え続けるという事実を明らかにした。この実験により、権威勾配がもつ影響の恐ろしさが示唆された。 ナチスドイツの収容所で働くドイツ人が何故、非道なことに協力したかは、この人間特性から説明される。

・同調行動
 チーム内の他のメンバーが全員、自分と異なる意見をもっているとしたら、人はそのような状況でも自分の意見を言うことができるのだろうか。例えば、安全のためにはプラントを止めるべき、フライトを中止すべきときに、他の仲間が、電力供給を優先する、お客を運ぶことを優先する判断をしたときに、果たして反対を主張し続けることができるだろうか?
 アッシュは、こうした社会的影響過程を明らかにするために、実験を行った。8人の集団に、2枚のカードを見せる。1枚には線分が1本描かれており(標準刺激)、もう1枚のカードには、それぞれ長さの異なる線分が3本描かれてあった。被験者は、3本の線分の中から標準刺激と同じ長さのものを選ぶのだが、本当の被験者は1人で、残る7人はサクラであった。サクラにより全員一致で故意の誤判断がなされる圧力試行において、被験者がどのように回答するかが観察された。実験の結果、圧力試行時の回答の約1/3で、サクラに合わせた誤判断がなされていた。被験者にとってサクラの存在が社会的圧力となり、同調行動現象が生じたのである。

人間は社会的圧力に弱いものなのだ、の認識を持っていることは必要であろう。

【事例3】横浜市立大学付属病院患者取違え事故でも原因として権威勾配があったと言われています。

 責任の所在が不明確であったり,担当者が自分の権限を果たすための十分な能力や権限を有しておらず責任体制が形骸化していることも組織要因の一つである。この事例では,複数の医師がグループで患者を担当する主治医グループ制がとられていたため,患者への責任の所在が曖昧になっていたことが,事故を引き起こした大きな要因であるといわれている。
また,この事例に代表されるように,医療事故が近年頻発している背景には,医療分野は医者とその他医療従事者との間の権威勾配により,医者の行為が他者により批判されにくい雰囲気があることが指摘されている。
(組織要因)
○責任の所在が曖昧であった
権威勾配により批判・指摘をしにくい雰囲気があった

うーん。新年早々なかなかの内容である285・・・と思った方は拍手をお願いします。460
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  1. 2009/01/12(月) |
  2. 人材育成
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