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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

臨床工学技士は屯田兵!?

今日は、私がバイブルにしている1冊の中から、Clinical Engineering 1993年vol.4で小野哲章先生が書かれた
臨床工学技士は屯田兵」をご紹介します。

最近、臨床工学技士の業務内容も多様化してきていますが、臨床工学技士法を作られた先生方からの熱い思いです。以下本文
 

 

日本史の時間に習った「屯田兵」を知っていると思う。そう、明治時代に北海道に配備された「平時には農業に従事し,戦時には軍隊として敵と戦う農兵」である。

 臨床工学技士は日常,生命維持管理装置を操作し、人工透析「人工心肺,人工呼吸などの臨床業務に従事している。もちろん、日常は,これらのプロとして、患者のため、最新の技術と細心の注意と最大の真心を持って仕事にあたっている。一方、これらの機器が不具合になったら、臨床工学技士は工学専門家としての手腕を発揮して、機器を点検し、必要な応急処置や補助用品の交換、または代替機器の用意を迅速に行い、臨床業務が中断することがないよう最大の努力を行う。

 この姿は、まさに「屯田兵」である。また、そうでなければならないのである。戦いは常にあるわけではない。すなわち、機器は通常、正常に安全に動いているわけである。しかし、敵の眼前にいればこそ、その情報は逸早く伝わるように、臨床現場で、機器を使って臨床業務に従事していればこそ、その「異常」も容易に発見できるのである。また、敵を発見したとき、戦う術を知らなければ、ただ逃げるしかない。異常を発見したとき、これに対処する「技術」を持たなければ、ただその場に立ち尽くすのみである。「屯田兵」たる臨床工学技士は「工学技術」を持って、「異常」に戦いを挑むわけである。

 このような、臨床サービスと工学サービスの二面性を充分に果たすためには、臨床業務のプロとしての知識と技術と同時に、機器の原理構造を熟知し、その機器の点検方法や、トラブルの原因を究明しこれに対処する力を持たなければならないのである。

 臨床工学技士はこの「屯田兵」としての活躍にこそ、その手腕を発揮すべきであり、他の医療従事者から期待もされているのである。 なお、戦う相手として周囲から期待されている敵は、必ずしも生命維持管理装置だけではない。電気メスやレーザメスなどの手術装置や、病棟のテレメータや輸液ポンプ、果ては、手術室やICUの電源設備・接地設備・医療ガス設備など、機器にとって重要な設備にまで及んでいる。

 現場にほかに戦う人がいない以上、「屯田兵」が頑張るしかないのである。誇り高き「ME屯田兵」、これが「臨床工学技士の真の姿である」と私は思う。

うーーん、初心が思い出されます。これからも屯田兵でありたいものです。拍手!

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  1. 2009/03/04(水) |
  2. 機器管理
  3. | コメント:1

コメント

この度のブログの内容を見させて頂いて本当に感動しました。
ME屯田兵を目指します。
  1. 2009/03/04(水) |
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  3. BOKUKA #-
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