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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

人間が生存できるのは・・・

3月15日に保育器の勉強会を開くので、自分が勉強していますので、少し知識のおすそ分けを・・・

命の助かる赤ちゃんが増えた要因は、保育器の進歩・人工呼吸器・サーファクタントの普及であるといわれています。特に、保育器は生命維持管理装置として、保温・保湿・酸素管理・観察・感染防止の観点からみても重要な役割を担っています。 保育器は、国産では1952年にアトムが始めて製作し、改良が加えられて現在のような使いやすい保育器となっています。

 当院では、よく超未熟児の子供がNICUに入ってきますが、日本では在胎週数22週以下の子供は流産として分類されます。1993年に、生存限界が24週から22週に見直されましが、実際在胎週数24週以下では生存が難しいようです。私が見ても22週と23週では皮膚の透明度が全く違いますし、24週になればさらに人間らしくなります。
この辺の解説は、次の文献を見てもらえれば解ります。http://www.med.nagoya-u.ac.jp/anesth/8ped/program/honbun/education4.htm
1976年のWHOによる周産期統計表の定義のなかで出生体重500g未満(在胎週数22週未満に相当する)の出生児は生存不能であるので、周産期統計の観点からは出生とは見なさないと記載されている1992年のアメリカ合衆国の3059人の新生児科医へのアンケート調査では90%以上の人が在胎23週未満の出生児については積極的な治療を行わないのが妥当と考えるという調査結果であり、この頃、生存限界は在胎週数23週から24週であると考えられていたと思われる

 5年ごとに行われる日本小児科学会新生児委員会の新生児医療調査によると在胎22週未満での出生では1990年、1995年、2000年のいずれにも生存者はなく、在胎2224週の区分での新生児死亡率は、199065.8%、199568.8%、200065.1%と改善が認められない。2000年の出生体重別では、乳児期までの死亡率は、400g以下では85.7%、401-500gでは68.3%、501-600gでは42.2%601-700gでは30.9%701-800gでは17.6%であった

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  1. 2009/03/06(金) |
  2. つぶやき
  3. | コメント:2

コメント

問題

新生児の話題が出たので問題をひとつ…

「極低出生体重児」

これは正確にはどう読むのでしょう?

1)ごくていしゅっせいたいじゅうじ
2)ごくていしゅっしょうたいじゅうじ
3)きょくていしゅっせいたいじゅうじ
4)きょくていしゅっしょうたいじゅうじ

「NICU新生児フォーラム」で話題になってます。
http://www.nicu-forum.net/index.html
  1. 2009/03/06(金) |
  2. URL |
  3. ossan #-
  4. [ 編集]

保育器に関しましては、私の息子が生まれてすぐに痙攣がひどく、当院のNICUに運ばれ入っておりました医療機器の一つです。ともにゃんさんのアドバイスと保育器とを結びつけて、業務に精進したいと思います。
  1. 2009/03/07(土) |
  2. URL |
  3. BOKUKA #-
  4. [ 編集]

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