2008年1月号のクリニカルエンジニアリングに特集があります。
2002年の厚生労働化学研究のアンケート結果によると、ME機器のアラームに対する満足度は、100点満点中63点であり、かなり不満があるようです。理由の1位は、「どの機器から鳴っている警報なのか識別できない:45%」等で音や表示のわかりにくさが上位を占め、「偽アラームが多く信用できない:25%」を大きく上回っていたようです。
呼吸器や生体モニタでは、偽アラームやアラームが鳴っても対応しなくても済んでしまう場合が多く、病棟で見ていますと、いつもアラームが鳴っており狼少年となってしまっています。これでは重大な事故に繋がってもしょうがありません。だって輸液ポンプの場合は、アラームが鳴ると必ず現場に行って対応する必要があるため無視する人はいないでしょう!
個人的に機器ごとに要望するアラームの希望形を書きます。
・生体モニター:偽アラームを現在の1/10以下にする
・パルスオキシメータ:体動によるアラームを無くす
・呼吸器:アラームの種類によっては遅延機能が有効的だと思う
・輸液ポンプ:無線によるナースコール連動システム搭載
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- 2009/05/13(水) |
- 機器管理
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