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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

胸骨圧迫は重要

AHAのガイドライン2005では、「ショック後、直ちに循環が回復する場合は少ないので、ショック後のリズムがなんであろうと、直ちにCPRを再開し、2分間中断することなくひたすらCPRを行う」
となっておりICLSのコース等では、胸骨圧迫の重要性を繰り返し強調するようになっています。

当院では、2004年3月にAEDが院内で初めて使用されてから、72例に使用され7例の生存退院を経験しています。私は、すべての使用例の解析結果を見ていますので、ここでショック後直ちにCPRを再開する重要性を皆様にご紹介したいと思います。
心マ適切3

まず上図ですが、典型的なVFから1回目のショックを実行しています。ショック後、波形をみますと全く電気的な興奮が見られません!
このように心室細動とは、心臓の痙攣を除細動によって一旦止める訳です。心臓も再鼓動しだすには、少し時間が必要です。この間のサポートがなければ心臓から脳に酸素が送られないとととなります。ショック後直ちにCPRを再開する重要性はここにあります。

少し違うかもしれませんが、解りやすく例を挙げますと、

大勢が騒いでいる教室(=心室細動)
     ↓
先生が大声で静まれと言う(=除細動)
     ↓
 するとしばらく沈黙が訪れる。
心マ適切1

心マ適切2

ちなみに、AEDに残った波形で上図は「良好な胸骨圧迫」で下図は強さが不足している波形となります。
重要なのは解析後、CPR施行者にこのことをフィードバックし、次に繋げる事だと思っています。

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  1. 2009/06/16(火) |
  2. 改善事例
  3. | コメント:2

コメント

胸骨圧迫は電位の変化としてAED上に現れるのでしょうか?

当院でもフィードバックしようかと検討しましたが、出ないとの判断になりました。メーカーにも確認したような気がするのですが・・・。
  1. 2009/06/17(水) |
  2. URL |
  3. no-bi- #-
  4. [ 編集]

胸骨圧迫は電位の変化としてAED上に現れると考え、自動心マッサージ機とハートシムの組み合わせで実験したことがあるのですが、ハートシムでは無理でした。しかし、下に褥瘡マットを引いていると極端に心マの効果は減少することが分かりました。
しかし、経験上、胸骨圧迫の強さに比例してAEDの波形も強くなると思います。
  1. 2009/06/17(水) |
  2. URL |
  3. ともにゃん #-
  4. [ 編集]

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