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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

臓器移植法について

脳死を人の死であることを前提に、臓器提供の条件を大幅に緩和する臓器移植法の改正案(A案)が先週衆議院で可決され、参議院で審議が始まりました。

読売新聞社が6月27~28日に実施した面接方式の全国世論調査で、「臓器移植を必要とする子供が国内で手術を受けられるよう、15歳未満の子供でも臓器提供を認めるべきだ」という意見に「賛成」は74%、「反対」は10%だった。

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★では、衆議院で可決された改正案、何がポイントか。

1.今の臓器移植法では15歳以上となっている年齢制限をなくす。

2.今は、本人の生前の意思表示が必要となっているが、改正案は、大人でも、本人の意思表示なしに、家族の承諾で臓器提供ができる

3.今の法律では、臓器提供の時に限って「脳死を人の死」と認めているが、改正案は、「脳死は人の死」であるということを基本的な考えとしている。これまでの死生観を180度変えるもの。


改正案の提案者は、今度の案は、一律に死の定義を決めるものではないとしている。ですから、家族が、臓器の提供を拒否した場合は、治療を続けることができるし、臓器の提供を拒否したい人の権利は守られているとしている。

 しかし、一方で、基本的に、脳死が人の死と定められると、臓器提供をしないにしる、患者が脳死になった場合にも治療が打ち切られたり、医療保険が適用されなくなったりする可能性が出てくるのではないかという懸念が出ている。

脳死後、成人では1週間で心臓が停止すると言われているが、小児の場合は1ヶ月以上の長期生存者が少なくとも60人以上いるらしいです。また、脳死に近い状況の子供たちはたくさんいます。

★この辺を踏まえて脳死を人の死と定められると困るという方から強い抵抗があります。

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「脳死」「臓器移植」を巡っては、慎重な議論が求められますが、私 の個人的な死生観でいえば、「脳死は人の死」だという考えに賛成です。ただし、法律的な脳死の位置付けは、
臓器提供の場合だけ人の死とすればよいと考えます。
この臓器移植法改正案を考える上で、「なぜ、臓器移植法の改正が求められているのか?」という原点に立たなければなりません。現実の問題として15歳以下 の国内での臓器移植不可能であります。多額の渡航費用を集めて海外で移植手術を受けなければならない現実があるわけであります。自国では認めず、海外で移 植手術を行う行為は海外からも非難の声があがっています。

臓器を提供するか、臓器を提供してもらうかは、それぞれ個人の方の死生観で決める事ですが、「臓器移植を望み」、また「臓器提供を願う」方々の権利は認めないといけないと思う。

みなさんも、自分の子供が臓器提供を受ける立場と提供する立場を想定して真剣に考えてみるとよいと思います。コメントお待ちしています。
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  1. 2009/07/01(水) |
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