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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

「骨太の方針」から「骨細の方針」へ

今日は「骨太の方針」について勉強です。NHKの解説委員の内容を抜粋させてもらいます。http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/22142.html

政府は、2006年の骨太の方針で、先進国で最悪の財政状態を立て直すために大がかりな歳出削減計画を打ち出しました。このうち、毎年、およそ1兆円も増加する社会保障関係費は、毎年2200億円ずつ伸びを抑制すると決めました。また、公共事業を3~1%削減するなどほとんどの予算項目を前年度より減らすとしました。さらには、公務員の人件費を2兆6000億円抑制することを盛り込みました。

そして、政府は今回の2009年の方針では、2006年の骨太方針を踏まえ、歳出改革を継続することを盛り込みました。しかし、このうち、社会保障関係費の抑制を巡り激しい攻防が展開されました。

 自民党では、この社会保障関係費の抑制は医療の崩壊につながり解散総選挙で戦えないとして、予算の抑制を撤廃するよう求める意見が強く出されました。

しかし、政府部内には、開業医に手厚い診療報酬体系を見直し、勤務が過酷な病院に報酬を手厚くするなどして効率化は可能だとの考えもあり仮に、歳出改革を後退させれば、むしろ選挙に不利に働くとする意見も出て調整は難航しました。

この議論は、結局のところ、骨太の方針の中に「社会保障の必要な修復をする」という文言を挿入するとともに、与謝野経済財政担当大臣が、来年度予算編成では、社会保障関係費の2200億円の抑制は行わないことを確約して最終的に決着しました。

しかし、この決着は、双方が納得したわけではなく選挙を前に、何も決められない政権与党というレッテルを貼られれば、マイナスになるという判断があったものと見られます。

このように、骨太の方針は、あいまいな決着に終わり、政府が目指してきた、持続的な社会保障を支えるための財政健全化の方針は大きく転換しました。

また、歳出改革の象徴だった社会保障費の抑制が宙に浮き、歳出改革による小さな政府を目指した小泉政権以来の構造改革路線は、事実上挫折したとの見方が広がっています。

 

こうした状況で日本の財政の持続性は本当に大丈夫なのでしょうか。

日本の国と地方の長期債務、借金の総額はおよそ800兆円に上ります。このため、国の利払い費だけで毎年およそ10兆円も払わなくてはならない状況です。このことは、消費税で換算すると4%分が返済利子で消えてしまう異常な事態です。この借金を何とかしませんと、社会保障の強化は、財源不足で実行できず絵にかいた餅となってしまいます。

このため、骨太方針では、2019年までに基礎的財政収支を黒字化する新たな計画を打ち出しました。基礎的財政収支の黒字化とは、その年の一般経費を借金に頼らず、その年の税収などで賄うことが出来るようにすることで、財政再建の最初のステップです。これまでの計画では、この黒字化を達成する年度は2011年度と決めていたので、なんと8年間も先送りされたことになります。

しかし、このスケジュールは世界経済が今後順調に回復する場合のシナリオです。そしてもうひとつの重要な点は、税制の抜本改革による国民の負担増が前提だということです。

その負担増を消費税に換算すると景気の回復後に、最大で7%分を段階的に引き上げ12%にする必要があると試算しています。

このように、今回の骨太方針は、世界同時不況とは言え歳出が膨大に増え、歳出削減にブレーキがかかった分、その後始末の増税が大きくふくらむ懸念もあります。

衆院解散総選挙が近づく中で、与党野党問わず、政策と財源に加え、財政をどう効率化するのかについても国民に訴えることが極めて重要です。

どの政党が、あすの日本経済を再生させ国民生活の向上に貢献できるのか私たちもその実力をじっくりと見極める必要がありそうです。


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  1. 2009/07/02(木) |
  2. つぶやき
  3. | コメント:1

コメント

やっぱ・・・

早めに引退して、海外に移住するべ!?(爆)
  1. 2009/07/03(金) |
  2. URL |
  3. taka様 #-
  4. [ 編集]

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