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ともにゃんの生態

臨床工学技士の「ともにゃん」の個人ブログ。医療機器の管理を中心に日常の戯言を日記にしています。

包括指示

今日は昨日の続きで、包括指示の範囲について考えてみたいと思います。
我々臨床工学技士は、医師の指示の元に業務を行なうこととなっています。

あらかじめ決められた指示(調整範囲を含む)を包括的指示と呼ぶと考えれますが、業務指針ではどうなっているのでしょうか?

Ⅱ,医師の指示に関する事項

   9,臨床工学技士は業務を適切に行うため、運転条件及び監視条件等について医師の指示を受けなければならない。

  l0,臨床工学技士は、生命維持管理装置の操作のうち次に該当するものを行おうとするときはこれらの操作に係る装置の運転条件(運転時間、運転速度その他 設定又は変更を行うべき条件)、監視条件(監視時間、監視項目その他設定又は変更を行うべき条件)、薬剤、薬液及び酸素ガス等の投与量、投与方法及び投与 時期について、書面等により医師のできる限り詳細な指示を受けなければならない。    ただし、現に操作を行っている際に、医師の口頭による臨機応変の具体的な指示に従うときはこの限りではない。

 1,身体への血液、気体又は薬剤の注入
 2,身体からの血液又は気体の抜き取り(採血を含む)
 3,身体への電気的刺激の負荷

次に、特に医師・技士の技量の異なる「呼吸治療」について考えて見ます。

臨床工学技士は、総体として医師の指示の下にその業務を行わなければならないが、一連の業務の各段階で医師の指示を受けなければならない業務には ○印を付し、医師の具体的指示を受けて行わなければならない法令上の特定の行為には◎印を付して示した

A,治療開始前

 1,人工呼吸器、吸入療法機器及びその他人工呼吸装置として使用する機器・回路等の保守点検及びその記録

○2,人工呼吸装置として使用する機器・回路等の確認

 3,人工呼吸装置として使用する機器・回路等の準備

 4,人工呼吸装置の組立及び回路の洗浄

○5,人工呼吸装置の操作に必要な薬剤・治療材料の確認

 6,人工呼吸装置の操作に必要な薬剤・治療材料の準備

○7,呼吸療法の使用機器等の操作条件(監視条件を含む)の確認

○8,人工呼吸装置の始業点検

B,治療開始から終了まで

○l,人工呼吸装置の回路の先端部(コネクター部分)の気管内挿管チューブへの接続又は気管内挿管チューブからの除去

○2,人工呼吸装置の回路の先端部のあらかじめ接続用に形成された気管切開部(気管カニューレの挿入部分等)への接続又は気管切開部からの除去

○3,人工呼吸装置の回路の先端部(マスク、口腔内挿入用マウスピース及び鼻カニューレ等)の口、鼻への接続又は口、鼻からの除去

○4,呼吸訓練に使用する人工呼吸装置の操作

◎5,人工呼吸装置の運転条件及び監視条件(一回換気量、換気回数等)の設定及び変更

◎6,吸入薬剤及び酸素等の投与量の設定及び変更

 7,呼吸療法の使用機器等の操作に必要な監視機器の監視(人工呼吸装置の監視部分の監視)

○8,吸引及び吸引前の排痰の介助(人工呼吸装置の操作に限る)

 9,呼吸療法の使用機器等の操作及び監視機器の監視に関する記録


うーーん、結局は包括的指示の解釈によると思いますが、医師の技量と臨床工学技士の技量によって随分左右されると思います。具体的な、指示(取り決め)をしていれば、包括的指示と言わず、具体的指示をもらって業務していると言った方がよいと思います。

はやり、医師とは責任の重さが給料の違いとして出ている訳ですから、何でもかんでも指示をもらっていて臨床工学技士が積極的に関わっていくのは、トータルとして責任をもてませんので、私はいやです。


 

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  1. 2009/10/28(水) |
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